【2020年7月8日】大雨による九州地方の被害状況

九州地方では、熊本県では多くの被害状況が連日ニュースで取り沙汰されています。

立ち入りが困難なエリアや孤立している避難所など、自然災害の猛威が熊本県を中心に九州地方で相次いでいます。

8日時点では、岐阜県下呂市萩原でも740ミリを記録、御嶽山では870.5ミリが計測されています。

九州〜東北といった広い地域で土砂災害や浸水被害などが懸念され注意を呼びかけています。

九州地方の停電状況

九州電力はホームページ上で公開しています。

2020年07月08日17時現在

行政区 ➀戸数 ➁停電戸数 ➂停電率 ➃備考
熊本市中央区 143010戸 0戸 0.0%
熊本市東区 105780戸 0戸 0.0%
熊本市西区 55360戸 0戸 0.0%
熊本市南区 74000戸 0戸 0.0%
熊本市北区 80950戸 0戸 0.0%
八代市 80160戸 約260戸 0.3% 設備被害確認後、順次復旧予定
荒尾市 30520戸 0戸 0.0%
玉名市 41930戸 0戸 0.0%
山鹿市 33970戸 0戸 0.0%
菊池市 33610戸 0戸 0.0%
宇土市 20940戸 0戸 0.0%
宇城市 40740戸 0戸 0.0%
美里町 6330戸 0戸 0.0%
玉東町 3140戸 0戸 0.0%
南関町 6720戸 約40戸 0.6% 7月8日の夜の復旧を目指し作業中
長州町 8700戸 0戸 0.0%
和泉町 6230戸 約30戸 0.4% 7月8日の夜の復旧を目指し作業中
大津町 20550戸 0戸 0.0%
菊陽町 24160戸 0戸 0.0%
西原村 4730戸 0戸 0.0%
御船町 9560戸 0戸 0.0%
嘉島町 5480戸 0戸 0.0%
益城町 17840戸 0戸 0.0%
甲佐町 6150戸 0戸 0.0%
山都町 11460戸 0戸 0.0%
氷川町 7370戸 0戸 0.0%
阿蘇市 19690戸 0戸 0.0%
南小国町 4080戸 0戸 0.0%
小国町 6470戸 約1100戸 17.1% 立ち入り困難地域を省き、設備被害確認後、順次復旧予定
産山村 1390戸 0戸 0.0%
高森町 5220戸 0戸 0.0%
南阿蘇村 9150戸 0戸 0.0%
水俣市 15640戸 0戸 0.0%
上天草市 19150戸 0戸 0.0%
天草市 63130戸 0戸 0.0%
芦北町 10870戸 約300戸 2.8% 設備被害確認後、順次復旧予定
苓北町 5230戸 0戸 0.0%
人吉市 23040戸 0戸 0.0%
錦町 7100戸 0戸 0.0%
多良木町 6540戸 0戸 0.0%
湯前町 2450戸 0戸 0.0%
水上村 1660戸 約110戸 6.9% 設備被害確認後、順次復旧予定
相良村 2970戸 0戸 0.0%
五木村 1070戸 0戸 0.0%
山江村 2520戸 約30戸 1.2v 設備被害確認後、順次復旧予定
球磨村 2520戸 約880戸 34.8% 設備被害確認後、順次復旧予定
あさぎり町 9780戸 0戸 0.0%
TOTAL 1134170戸 約2280 0.2%

順次復旧となっていますが、まだ停電しており生活に支障が出ている地域がある事がわかります。

都市ガスの被害状況

都市ガスの被害報告は出ていません。

地震災害には大変復旧に時間と手間がかかりますが、水害の場合は地中に埋設される配管への損傷もなく、住宅側の被害が大きくでない限り供給が滞る事はなさそうです。

製油所・油槽所の被害状況

こちらも被害報告は出ていません。

八代市の東西オイルターミナルとJONETが避難指示による停止を一時的に行なったが6日には稼働を再開しています。

ガソリンスタンドの被害状況

冠水被害による営業停止中

  • 福岡県大牟田市2SS、久留米市1SS
  • 大分県日田市1SS
  • 熊本県八代市2SS、球磨村3SS、人吉市7SS、芦北町1SS
  • 鹿児島県薩摩川内市2SS、曽於郡大崎町1SS

プロパンガス備蓄基地や充填所

以下のような被害状況が確認されています。

天草市

崖崩れの影響にて配管の一部が損傷した事からガス漏洩の報告があります。

バルブの下流箇所の漏洩であった為、バルブ閉止による対応でそれ以上の漏洩は確認されていません。

鹿児島市

土砂崩れが発生し、ボンベ1件の喪失が確認されています。ボンベは空の状態である事からも二次災害は引き起こさないと考えられます。

埋没の現場にはすでにボンベ埋没を示す張り紙にて注意を促している対応状況、販売店が今後ボンベを回収予定。

その他の被害状況について

床下浸水、土砂流入被害、スーパーやコンビニエンスストアなどの浸水被害が報告されています。

福岡、熊本はともに14店舗、長崎は4店舗、大分、広島ともに1店舗。

ホテルや商業施設など大分県でも複数の被害状況が確認されており、佐賀県では商店街20店舗が浸水被害に見舞われています。

プロパンガスの利用状況

プロパンガスのご利用が問題なくできているご家庭もいれば利用に問題が生じていないかなどの心配がある方もいらっしゃると思います。

利用が心配という方は販売店へ安全である事を確認をし、利用を再開してください。

ボンベが洪水被害により流されてしまっている方やボンベを見つけられた方は各都道府県別に設置されているLPガス協会の相談窓口へご一報してください。

まずはお気軽に!無料相談はこちらから