よくあるご質問

Q

LPガス設備の点検は何年ごとに行われますか?

A
一般家庭の場合、LPガス設備の点検・調査は4年に1回以上行うことになっています。 認定を受けた保安機関が点検に伺います。
Q

都市ガス用の燃焼器をLPガスで使うことはできますか?

A
絶対に使用しないでください。LPガスは都市ガスよりも熱量と圧力が高く、異常燃焼となり、極めて危険です。
Q

ゴムホース(ゴム管)の交換時期の目安を教えてください。

A
屋内で常時使用されるものは使用開始後3年が目安です。ただし、ひび割れや、焼け焦げなどがあるゴムホース(ゴム管)は、ガス漏れの危険があるため新しいものにお取替えください。
Q

不完全燃焼防止装置が付いていないLPガス給湯器を使っている場合、新しい器具に取り替える必要はありますか?

A
不完全燃焼によるCO(一酸化炭素)中毒事故を引き起こす可能性があります。事故を未然に防ぐために、不完全燃焼防止装置付きの給湯器への取替えをお勧めします。
Q

LPガス容器は、自分で撤去してもいいですか?

A
消費者が撤去することはできません。 LPガス設備の撤去は、国家資格である液化石油ガス設備士の資格者が行 うことになっています。 自分で取り外すことはせず、現在のLPガス販売店に撤去してもらってく ださい。
Q

LPガス使用者への安全体制はどのようになっているのか。

A
LPガス使用者への安全体制は次のように確保されています。
  • 緊急時対応 お客様からガスがもれているような臭いがする等の連絡をいただいた場合に備え、LPガス販売事業者または販売事業者から委託を受けた保安機関が、24時間出動体制をとることが、法律で義務づけられています。
  • 集中監視システム お客様に設置されたマイコンメーターが異常を感知すると、集中監視センターに自動通報され、販売店に連絡されます。検針やガス切れがないよう監視もしています。 現在普及が進んでいます。
Q

LPガスは災害に強いと聞きますが、どんな特徴があるのですか。

A
LPガスは、容器を各家庭に設置していますので、配管が短く、 災害後の点検が容易です。このため、復旧が早く、点検が完了した 家庭からすぐにガスの使用を再開することができます。 東日本大震災においても、倒壊家屋等を除き、電気や都市ガスに先んじて復旧し、 また、被災者のための避難所や仮設住宅などへの供給でも大活躍するするなど、防災都市づくりに必要不可欠なエネルギーであることが改めて実証されています。
Q

火災などによって、屋外設置のLPガス容器自体が爆発することはないのでしょうか?

A
通常、LPガス容器の安全弁が作動するため、火災による温度上昇では爆発・破損には至りません。しかし、容器の転倒等により安全弁が作動しなかった場合は、LPガス容器が破損する可能性があります。
Q

LPガス販売店から今より大きなLPガス容器の設置を依頼されました。大きな容器はもしものときに心配な気がしますが、大丈夫でしょうか。

A
LPガス販売店の依頼は、お客様のガス消費量や使用状況をみて万一のガス切れ防止のために提案したものと思われます。安全にガスをご利用いただくための依頼ですので、ご協力いただきますようお願いします。
Q

LPガスのバルク供給についておしえてください。

A
バルク供給とは、従来の容器交換方式に代わるもので、一般住宅等に設置されたバルク貯槽(大量にLPガスを貯蔵できるもの)に、バルクローリ車からLPガスを直接充てんする供給方式です。より安定したガスの供給を実現することはもちろん、保安の高度化、美観の向上など多くのメリットがあります。
Q

都市ガス用のガス器具をLPガスで使うことはできますか?

A
LPガスは都市ガスよりカロリーと圧力が高いため、それぞれ専用のガス器具が存在しています。コンロなどの場合、LPガス用の器具に都市ガス(天然ガス)を流すと炎が付かないか、付いても小さな炎となります。反対に都市ガスの器具で、LPガスを使用すると不完全燃焼を起こし大きな赤い炎になります。どちらにしても非常に危険ですので、ガスの種類に合った燃焼器具をお使いください。
Q

LPガスのボンベを処理したいのですが(4、5年放置されていて中身が残っているもの)、どのようにして処理すればいいのでしょうか?

A
LPガスの容器は原則としてお買い求めいただいた販売店で処理することになっています。
Q

プロパンガス用のガス漏れ警報器はなぜ下に付いているのですか?

A
都市ガス(13A)用のガス漏れ警報器は天井近くの上方に設置していますが、プロパンガス用は、床面近くに設置します。それはプロパンガス空気より比重が重いために下方へ流れます。 よって、ガス漏れ警報器は床面近くに設置いたします。ガスは目に見えませんが、機会が有りましたらドライアイスを洗面器等に入れ、水を少しを加えると蒸発が顕著に起こりますので、その煙の流れ方をご覧になってみて下さい。ドライアイスの気体(CO2)の比重はプロパンガスの比重とほぼ同じですのでご参考までに。 但し、長時間行いますと酸欠のおそれが有りますので、ドライアイスは石鹸程度の小さい物にてお試しください。
Q

LPガス設備の安全機能を教えてほしい。

A
ご家庭のLPガス設備に標準的に設置されている安全機器・安全装置には、つぎのようなものがあります。 1) マイコンメーター LPガスの漏洩や消し忘れ(長時間)等ガスの流れに異常があるとき、ガスを遮断します。 2) 感震遮断装置 ガス使用中に地震(震度5以上)があると自動的にガスを止めます。(マイコンメーターに組み込まれた機能です。) 3) ヒューズガス栓 ゴム管がはずれるなどしてガスが大量に流れると、自動的にガスを止めます。 4) ガス警報器 僅かなガス漏れを素早く感知し、ブザーや音声などで知らせます。 5) CO(一酸化炭素)警報器 不完全燃焼などで発生したCO(一酸化炭素)を関知し、ブザーや音声などでお知らせします。
Q

LPガスの値段は、どこでも同じなのでしょうか?

A
LPガスの値段は、地域やLPガス販売店によって異なります。
Q

今のLPガス販売店を変える場合費用は、かかりますか。また、「LPガスの変更手続き等の費用は一切かからない」といって勧誘を受けているが、本当ですか?

A
「一切かからない」とは言い切れません。 LPガス販売店の変更に関しては、現在の販売店との販売契約等の内容に基づいて解約手続きが行われることになります。一般的には、設備の撤去費用等がかかり、消費者にはその費用を負担していただくことが考えられます。 それらの費用が、契約上不要と判断される場合は、その旨を現在の販売店に確認しましょう。 また、契約上費用を要すると判断される場合で、その費用を新しい販売店が負担することで「一切かからない」こととなる場合も、それを現在の販売店が承諾しているのか、事後に消費者に支払い責任はなくなるのかを、消費者本人が、現在の販売店に確認しておく必要があります。
Q

LPガス料金を統一して「適正価格」とできないのか?

A
LPガス料金を地区単位や県単位で統一することは、独占禁止法により価格カルテルとして禁止されています。適当で正しい 価格(適正価格)の定めはありません。
Q

LPガス料金の内訳がわからない。

A
請求書等に、基本料金、従量料金、単価、使用量等が明記されている場合があります。お取引の販売店に問い合わせをいただければ、ご説明いたします。
Q

LPガスの料金は、販売店によって違うのはなぜか?

A
LPガスは、普通の商品と同じように自由な料金制となっています。このため、料金は、仕入れ価格、配送コスト、保安サー ビス、消費量等により若干の違いがあります。
Q

同じLPガス販売店でもお客により料金が違う場合がありますか?

A
同じLPガス販売店でも、お客様によって保安・サービスの内 容が違うことや、設備の貸付代が含まれているかいないかなど により違ってきます。「契約書面」にその料金構成が明記されておりますので、確認したり、販売店に説明を求めるとよいでしょう。
Q

集合住宅に住んでいる場合も簡単に変更できますか?

A
大家さんの了承が必要です。 アパートやマンションなどの集合住宅の場合は、大家さんがまとめて業者さんと契約している場合がほとんどなので、まずは大家さんに相談してみることが必要です。直接個人が安い業者さんとの契約は出来なくても、大家さんに安い業者さんと契約するように勧めてみて、うまく安い業者さんと大家さんが契約してくれれば、自分の所のガス料金が安くなることも可能です。
Q

電気や都市ガスの料金には色々なものがありますが、LPガスにはないのですか?

A
電気と都市ガスの料金には、選択約款という色々な料金メニューがあります。このような状況から、最近LPガス販売店の中にも一般料金とは別にガス機器の使用と組み合わせによる料金(暖房割引料金・ガス床暖房割引料金など)やガス機器の使用時間帯・使用量による料金(早朝割引料金・夜間割引料金など)等を導入しているところが出ています。まだこのような料金メニューは僅かではありますが、今後増えてくるものと考えられます。
Q

台所に瞬間湯沸器を付けようと思うのですが、自分で取付けを行っても良いでしょうか?資格などは特に持っていません。

A
瞬間湯沸器等の取付けには液化石油ガス設備士の資格が必要です。必ずLPガス販売店にご依頼ください。
Q

私の家は、24時間集中監視していると説明されました。これはどういう仕組みですか?

A
LPガスの集中監視システムとは、毎月のガス使用量やガス漏れなどの異常を感知した情報を、電話回線等を利用してLPガス集中監視センターに通報する仕組みです。異常通報はLPガス販売店に連絡が行き、緊急時にはお客様の所に出動して対応します。
Q

ガス漏れなどにより住宅や家財が損害を被った場合に備える保険はありますか?

A
火災保険(すまいの保険)で補償される場合があります。補償の内容や補償の額については、保険会社によって異なりますので、詳しくは保険会社または代理店にご確認ください。
Q

電気のエアコンを設置しようと考えています。LPガス容器の近くにエアコンの室外機を置いても問題はないですか?

A
液化石油ガス法という法律により、LPガス容器と火気は2m超離すことが決められています。(LPガスの貯蔵量が1,000kg未満の場合) 電気のエアコンの室外機はこの火気に該当しますので、必ず離して設置してください。もし、室外機までの距離がどうして確保できない場合は、その間に不燃性の隔壁を設け、漏れたガスが火気の方向に流動することを遮る措置を講じれば問題はありません。
Q

プロパンガスのボンベ1本でどのくらい使用できるのでしょうか?

A
ボンベの中では液体部分と気体部分に分かれております。ガスを使用し、ボンベの中の気体部分が無くなっていくと、液体部分が気体へと変化します。(これをガスの発生といいます)この発生量は容器の大きさ、外気温やガスの使用状況によって変わります。液体のガス10kgで約4.8m3の気体のガスが発生します。
Q

ガス容器を2本設置するのはなぜですか?

A
ガス容器は基本的2本ずつ、4本ずつという風に偶数本でセットされます。 これは、例えば2本セットの場合、1本目を使い終わって2本目を使っている途中で、空になった方の容器を交換するためです。4本、8本などのセットの場合でも、必ずセットされた半分を交換するようになっています。半分は万一に備えた予備という感じです。

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